免疫細胞のメンバー紹介

マクロファージくん

病原体の侵入を見張る!                                     病原体が体に入ってきていないか見回っているよ。

どんな細胞? 

人には色々な免疫細胞がいるけれど、体の中に入ってきた細胞などの病原体に、いち早く対応するのがぼく、マクロファージだよ。ぼくみたいに、すぐに病原体のもとに駆け付ける免疫細胞は、主に自然免疫で働いているんだ。                                     ぼくの名前にある「マクロ」というのは「大きい」という意味で、ぼくは結構体が大きいんだ。「ファージ」というのは「食べる」という意味で、これはぼくの働きをよく表しているよ。なぜなら、病原体を発見すると、食べちゃうからね。                                 ぼくは骨髄かあさんで生まれ、皮膚ちゃんや肺など、体の様々な組織にいるよ。

どんな役割? 

ぼくは体に病原体が侵入してこないか、常に見張っているんだ。もし、侵入してきたら、すぐに発見して、その病原体を食べちゃうのさ。そんなぼくを「大食い細胞」とか「貪食細胞」なんて呼ぶ人もいるよ。よく食べるマクロファージにはぴったりの名前だよね。                    ぼくには、サイトカインという物質を作って病原体が侵入したことをほかの免疫細胞に知らせる働きがあるんだ。真っ先に助けに来てくれるのは、好中球ちゃん。ぼく以上の食いしん坊さ。         病原体の中には、食べられてもぼくの体の中で生き続け、ぼくを弱らせる強敵もいる。そんなときは、ヘルパーT細胞さまが、ぼくをパワーアップさせて、そんな病原体をやっつけられるようにしてくれるだ。

サイトカイン                                           サイトカインは細胞が作る物質で、ほかの細胞に働きかけるよ。マクロファージが作るサイトカインは、好中球ちゃんなど免疫細胞の仲間を呼び寄せる働きがあります。またヘルパーT細胞さまは、さまざまな種類のサイトカインを作ることができます。そんな中にも、ぼくをパワーアップさせてくれるサイトカインもあります。

免疫トリビア                                         マクロファージは直径約0.02から0.05ミリ。                            仮にサッカーボールとすると、好中球はソフトボールくらいの大きさ。病原体の侵入がないとき、マクロファージは体の中の不要なものを食べて分解する。掃除係の役割をしている。

好中球ちゃん

病原体を食べまくる!                                      自分でいうのもなんだけれど、自然免疫の主役かな!

どんな細胞? 

わたしは、病原体がいたらすぐに対応する自然免疫にかかわる免疫細胞なの。得意技は何といっても食べることで、体の中に入ってきた病原体が大好物。怪しいと思ったらとにかく食べちゃうわ。マクロファージくんも病原体を食べるけど、わたしのほうが食べる力が強いのよ。                わたしの数は多くて、白血球の50~60%を占めるの。普段は血液の中にいて、血管ちゃんの中を流れているわ。                                           そんなわたしは顆粒球と呼ばれるメンバーなの。顆粒球メンバーの体の中には、顆粒という小さな粒がいくつもあって、そのなかには病原体を分解する物質が入っているのよ。

どんな役割? 

わたしは、マクロファージくんが作り出したサイトカインによって、病原体のところまで呼び寄せられるわ。実はこの時、わたしは外に出て移動することができるようになるのよ。これを血管外遊走と言って、普通に血管ちゃんの中を移動するより早く病原体のもとに行けるわけ。            また、オプソニンによってわたしの食欲はアップするのよ。オプソニンとは、血管の中の補体や、B細胞どんの作る抗体などのことで、病原体と結びつくと、とてもおいしくなる。            わたしは寿命が短い細胞で、病原体を食べ終わると、死んで膿になって体の外に出ていくの。ちょっと悲しいけど、みんなの体を守れてうれしいわ。

わたしの仲間                                          わたしと同じ顆粒球のメンバーが、好酸球くんと好塩基球。好酸球さんは食べる力は弱いけど、寄生虫をやっつけるのが得意なの。頼りになるわ!好塩基球さんは数がとても少なくて、白血球の1%以下しかいないの。どんな働きをしているか、まだよく解っていない。謎が多い仲間なのよ。

免疫トリビア                                         白血球の寿命は、種類により数時間から数十年。その中でも好中球の寿命は短く血液のなかでは約10時間、組織の中でも数日程度                                   血管外遊走の時、好中球は血管の内側に張り付き、転がりながら、血管を作る細胞の隙間を探して外へ出る。

樹状細胞くん

病原体の情報を伝える。                                      おいらは、情報伝達のプロフェッショナルさ!

どんな細胞? 

おいらには、木の枝のようになったでっぱりが何本もあるよ。その見た目から「樹状細胞」という名前がつけられたんだ。マクロファージくんや好中球ちゃんのように自然免疫にかかわる免疫細胞で、体の色々なところにいるよ。                                    おいらも病原体を食べることができるけど、あんまり食いしん坊ではないんだ。              おいらの特技は、体に入ってきた病原体などを調べることさ。そしてその病原体の情報を他の免疫細胞に伝えるんだ。おいらが情報を届ける相手は、じっくりと病原体をやっつける、獲得免疫にかかわる免疫細胞たちだよ。

どんな役割? 

おいらたち、自然免疫にかかわる免疫細胞が、どうやって病原体の種類を見分けているか、知りたいかい?実は、パターン認識レセプターという、病原体を見分けるアンテナみたいなものを持っているのさ。                                             おいらは、このレセプターで病原体らしいものを見つけると、食べて分解するんだ。またレセプターで見分けずに、自分の周囲にある細かい物質を飲み込むこともできるよ。               食べたり飲んだりした物の味で、危険な病原体だと判断すると、おいらはリンパ管ちゃんを通ってリンパ節ちゃんに行くよ。そこにいるナイーブT細胞ちゃんに病原体の情報を伝えるんだ。この働きは抗原提示と言って、おいらが1番得意な仕事なんだ。

知りたい免疫 パターン認識レセプター 細菌などの病原体には、人の細胞にはない目印があるんだけど、自然免疫にかかわる免疫細胞は、その目印を「パターン認識レセプター」で感知するんだ。このレセプターは、病原体などの種類を大まかに見分けるもので、獲得免疫にかかわる免疫細胞が持つ「抗原レセプター」ほど病原体をきっちり区別できないんだ。でもその分早く感知できるのさ。

免疫トリビア                                         樹状細胞は人の体のいたるところに分布しているが、なかでも外と接触しやすい皮膚、鼻孔、胃、腸、肺に多い。                                         表皮にある樹状細胞は、とくにランゲルハンス細胞と呼ばれ、皮膚の「かぶれ」や、アトピー性皮膚炎にも関係している。

他にも免疫細胞のメンバー紹介していきたいです。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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